こんばんは!ココイケです。
皆さんはどんなお仕事をしていますか?
私は国家資格である、理学療法士資格を持っているため、訪問リハビリサービスでお仕事をしています。
ここのページに辿り着いた方も、おそらく理学療法士として働いている方が多いはずです。
学生の時に夢見た理学療法士として働いてる傍ら、「思ったより稼げない」と現実に直面している方も多いでしょう。
理学療法士は国家資格なのになぜ稼げないのか?ちゃんとした理由があります。
この記事では理学療法士が稼げない理由と稼ぐための方法をお伝えします。
今後の人生のキャリアや選択をする上での、一つのきっかけとなれば幸です。
それでは早速お伝えしていきます!
理学療法士が稼げないのは診療報酬が定められているから
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理学療法士が稼げない理由はズバリ、診療報酬が定められているからです。
診療報酬について若手理学療法士はなんとなく聞いたことがある、中堅以降の方は知ってるよ!という方も多いでしょう。
稼げない理由である診療報酬について伝えつつ、理学療法士の実際の給料についても見ていきましょう。
なぜ診療報酬があると理学療法士は稼げないのか?
まずは診療報酬とは何か?を説明していきます。
「診療報酬」とは?
病気やけがなどの際に、日本では全国民に加入が義務づけられている公的医療保険制度があるため、保険証を提示すれば、誰でも必要な診療行為(診察、治療、処方など)を自分が選んだ医療機関で受けることができます。(「国民皆保険」と言います)。
日本では、診療行為の1つ1つに厚生労働大臣が定めた点数(診療報酬)が決められ、それらの点数を足し合わせて算出した金額が、診療にかかる医療費となります。そのうち、自己負担分(原則3割※年齢や所得に応じて異なる)を患者さんから、残りは加入している医療保険者から、医療機関等に支払われることになります。
診療報酬は長く丁寧に説明すると上記のようになります。
ポイントをかいつまんで説明すると
・診療報酬は国の保険制度と深く関連している
・みんなが平等に医療を受けられる体制になっている
・国の制度に大きく関わっているため、報酬の仕組みがしっかり決められている
保険制度がないアメリカでは、「病院に受診するととんでもない金額がかかる」と聞いたことはありませんか?
日本では国の制度も関連し、平等にかつ利用者に負担がないように仕組みができています。
だから法外な金額を請求することはできず、収入の上限がある程度見えてしまいます。
制度の影響もあり、インセンティブ収入のように頑張った分だけ給料に反映される仕組みではないため、理学療法士は稼げないと言われてます。
しかし、診療報酬は国民の皆様が安心・安全に医療を受けるために必要な仕組みです。
これを覆すことは我々自身も不利益を講じてしまいます。
そのため理学療法士として稼ぎたいのであれば、別の方法を模索していく必要があります。
具体的な方法については後ほど説明するので、記事を読み進めていただければと思います。
実際、理学療法士はどのくらい稼ぎがあるのか?
実際のところ理学療法士はどのくらい稼ぎがあるのでしょうか?
理学療法士だけでなく、作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の平均年収を年代別に調査した表を紹介します。
年齢 | 平均年収 |
20〜24歳 | 約320万 |
25〜29歳 | 約369万 |
30〜34歳 | 約399万 |
35〜39歳 | 約423万 |
40〜44歳 | 約469万 |
45〜49歳 | 約499万 |
50〜54歳 | 約531万 |
55〜59歳 | 約565万 |
60〜64歳 | 約476万 |
65〜69歳 | 約351万 |
70歳〜 | 約330万 |
出典:厚労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html
皆さんはこの表を見て理学療法士は稼ぎが良いと感じますか?私はあまり思いません。
大手企業であれば40〜50代になると、もっと稼ぎが良くなるはずですが、理学療法士は劇的な年収アップは見られていません。
この表では一般職も管理職も含んでいるため、一般職のみではさらに低い年収かもしれません。
管理職ではどのくらい年収があるのか?調べてみましたが、あまり多くの情報はありませんでした。
少ない情報ではありますが、技師長や係長クラスで600万前後の年収が多いみたいです。
役職についても、少し心もとない年収帯かなと感じます。
稼ぎが少ない理学療法士が、稼ぎを増やすにはどうするべきか?
次の項目からお伝えしていきます。
稼げない理学療法士こそ、転職か副業をすべき

理学療法士は稼げない理由や実際の年収について理解できたと思います。
では、理学療法士が稼ぐためにはどうするべきか?
具体的な対策案についてお伝えしていきます。
若い理学療法士は転職して、若いうちに年収を上げる
理学療法士が稼ぐための方法、1つ目は「転職」です。
理学療法士の給料は診療報酬で決められているから、意味ないのでは?と思った方もいると思います。
しかし病院での勤務ではなく、訪問リハビリサービスであれば、年収を上げることができる可能性が高いです。
私の年齢帯は25〜29歳です。先ほどの表でいくと、約369万の年収帯です。
ですが、訪問リハビリに転職したことで年収約500万となっています。表の年齢帯でいくと45〜49歳相当の年収になります。
若いうちに年収を底上げすることで、自己投資を惜しむことなくすることができます。
増えた年収で理学療法士としてさらに知識を深めるでもよし、副業準備の足掛かりとしてもよし、選択の幅がかなり広がります。
私自身も年収が増えたことで理学療法士の勉強、副業がかなり捗っています。
年収が増えたら自費診療にトライしてみる
年収が増えたら可能性が広がるとお伝えしましたが、その1つが自費診療です。
自己投資・自己研鑽で得た知識と技術を医療保険の枠組みを超えて、自費診療として提供するのも1つです。
自費診療であれば、自身で価格設定をすることができるため、診療報酬ではあった、上限の撤廃を見込めます。
自分が頑張れば頑張った分だけ、給料として返ってきます。
自費診療を行うにあたって、お部屋を借りたり、診療台を準備したりと費用はかかります。
自費診療で稼ぐことを目指すのであれば、転職を先にして年収を増やすことがおすすめです。
年収を増やし余裕が出てきたタイミングで、挑戦してみることをオススメします。
バイトで稼ぎを増やす
理学療法士として稼ぎを増やすために、バイトをするのも1つの方法です。
しかし、理学療法士として単発のバイト求人を出している会社はごくわずかです。
可能性があるとしたら、友達や知り合いのツテで施設バイトを紹介してもらうことです。
紹介などがツテがない場合は、自費ヘルパーに登録しバイトをするのがオススメです。
ヘルパーを行うには初任者研修を受けないといけないのでは?と思う方もいると思います。
自費ヘルパーサービスであれば、特別な資格を要している必要はありません。
自費ヘルパーサービスの会社によって、運営方針は異なりますが、理学療法士資格があれば、優遇してくれる会社もあります。
都内近郊に在住している方であれば、「クラウドワークス」の登録がオススメです。
「クラウドワークス」では高時給かつスポットで勤務することができるため、自分の好きなタイミングでバイトをすることができます。
興味のある方はぜひ登録してみてください。
コンテンツを作って、副業収入を得る
コンテンツを作成して副業収入を得るのも一つです。
理学療法士としてコンテンツ作成する上で2つのパターンがあると考えています。
自己研鑽で得た知識や技術をSMSで発信するパターンです。
ここ最近は多くの人がSNSで発信しています。
理学療法士で代表的な発信者は「オガトレさん」「たくみロドリゲスさん」「吉田直紀さん」あたりです。
SNSで発信することで自身のアウトプットにもつながり、理学療法士としてスキルアップにもつながります。
しかしただ発信するだけでは副業になりません。発信することで自身で運営するオンラインサロンや、知識をまとめたノートを販売していく必要があります。
副業収入を得るには道のりが長く、根気強く努力する必要があります。
メリットとしては仕事の延長や自己研鑽で学んだことを発信するため、効率よくできる可能性があります。
2つ目のパターンはブログ運営やYouTubeで副業収入を得る方法です。
ブログ運営やYouTubeのメリットは初期費用は低いことです。
無料または年額1万程で始めることができます。
発信する内容は自身の興味のあることや、趣味にしていること、読者が疑問に答えることです。
SNSコンテンツでは副収入を得るためにオンラインサロンの作成も必要ですが、ブログ運営やYouTubeは広告を貼ることで収入を得ることができます。
広告は自身で準備する必要はなく、広告を提供するサイトに無料で登録することで利用できます。
こちらも根気強く取り組む必要がありますが、収益が出始めるとストック収入を実現することができます。
ストック収入となれば、ほぼ自動的に収入が発生する状態となるため、かなり余裕が出てくると思います。
この記事を見てブログ運営をしてみたい!と思った方は、ブログ開設方法を説明する記事も作成予定なので、楽しみに待っていてください。
転職や副業で稼げない理学療法士からの脱却を
せっかく理学療法士になったのに、仕事の辛さで辞めてしまう方を多くみてきました。
私自身は理学療法士の仕事が好きではあるため、辞めることはありません。
しかし、同じ道を志した仲間が路頭に迷う姿を見るのは心苦しいです。
理学療法士以外でも活躍できるために、理学療法士としても稼げるためにこの記事を書きました。
少しでも多くの方がこの記事を見て、一歩踏み出すきっかけになると幸いです。
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